トイレのレバーの役割って?大レバーと小レバーの違いとは
みなさん、トイレを流すときってどうしてますか?
水量を調整するレバーを使うと思いますが、大体全部「大」で利用されていませんか?
女性の場合ですと小の時でもトイレットペーパーを使用するため大のレバーしか使ったことがないという方も多いのではないかと思います。
男性の場合でも小レバーできちんと流すことができるのか不安に感じて常に大レバーを使う、もうなんかとりあえず大レバーを使う、大は小を兼ねるから大レバーを使う、小レバーという存在を使用したことがない、そういった方々もいらっしゃるはず。
使用頻度も低い、もはや大便器に小レバーは必要なのか?という疑問もあるかもしれませんが、実はこれ、上手に使えば水道代の節約、そしてトイレの寿命も延びます!
レバーには2種類あります。
その名の通り、トイレのレバーには「大」と「小」があります。
そんなことは周知の事実、「中」とか「まぁまぁ」なんてものがトイレのレバーにはありません、大と小、100か10か、それぐらいのふり幅で良いのです。
一般的な便器の場合、大のレバーで使用する水の量は約8リットル、小のレバーの場合は約6リットルの水を使用し流します。
ん?想像したよりも多くないか?と思う人も中にはいることでしょう。トイレの水の役割は、排泄物を便器から流しだす。というだけではないのです。
配管へ落とし、平均10メートル以上流さなければならないという評価基準が設けられているため、この量の水が必要になります。
この水の量を見てもうみなさまはお気づきだとは思いますが、大と小の試用する水量の差は2リットルも差が出てきます。
これはかなりの差でしょう、トイレというものは日常生活をしていたら、平均5回以上は確実にいくでしょう。そうなると、すべての工程を「大」を使用し水を流しているとかなりの水を消費しているということになります。
そうなると、水道代金は明確に代わってくることは間違いありません。
しかしその理由が理解できたとしても、ここで一つの疑問が浮かび上がってきます。
「はたして本当に小レバーで流しきることができるのか?」これです。
小レバーには二つのタイプがある
小レバーを使用することがあまりない、全然ないという方も多くいます。
また「女性の場合は小レバーでは流せない…」とお考えの方もいらっしゃることでしょう。
この認識は旧式の小レバーが関わっているのです。この旧式の小レバーというのは捻っている間だけ水が流れる仕組みの「ホールドタイプ」というのが主流となっているからです。多分ですが皆さんの認識はこれでしょう、小レバーは捻っているときにだけ水が流れる。大は一度ひねれば大きく流してくれる。という認識になっているはずです。
なのでこのホールドタイプのレバーではトイレットペーパーを流しきるだけの水量を出し切ることができず、女性の小の場合でも、大レバーを使用する必要がありました。
しかし最近の小レバーは違います。
捻った瞬間に水が流れ、その後レバーが軽い感触に変わるという「ノンホールドタイプ」というものが主流になってきています。
このタイプであれば、女性の小でも問題なく流しきることができます。
実はこの「ノンホールドタイプ」の小レバーは30年ほど昔から登場しており、最近の便器には大体このタイプの小レバーが常備されておりますが、いまだにホールドタイプの小レバーがついている便器も中にはあります。
なので「女性の小は小レバーで流しきれない」という認識が強く残っているのかもしれません。
ですが、8-9割の便器はもうそんなこともないので、安心して利用できるといっても良いでしょう。
大レバーと小レバーをうまく使い分ける。
東京都水道局が行った調査によると、一般家庭での水道水の使用量が最も多い場所はトイレと言われています。
家庭内で使用される水量の約28パーセントがトイレでの使用だとこの調査で判明しました。
お風呂は24%、炊事・家事が23%、洗濯が17%となっており、お風呂よりも多いというのは驚きですよね。でも確かに言われてみれば使用頻度などを考えればそうなりますよね。
ということは、トイレのレバーをうまく使い分けるだけで水道代を節約できるのはもちろん、環境への影響を減らせるというのも素敵ですよね。
小の時は小レバーを使う。これを心がけるだけで毎月の水道料金も抑えることができるので、お財布にもありがたいですね。
故障がなどが見られない場合は、洗剤を流す時でも小レバーで十分なので、これからは大を使用するとき以外は小レバーで済ませるように心がけてみても良いかもしれませんね。
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トイレの疑問やトラブル、水回りのトラブルなどが起きた時には、専門の業者に聞くほうが一番早いでしょう。
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